青山高治 キャスター
あの「みんな、大好きだよ」っていう言葉は、ファンサービスを続けてこられた青ちゃんだからこその名言だと思います。

中根夕希 キャスター
引退されて時間がちょっと経ちましたけど、実感は?

青山敏弘 さん
もう、すごく出ていますね。テレビも出させていただいていますけれども、現役のときの顔と違うんです。すごく穏やかな…。緊張感っていうのが戦ってきたものとは違うので、今、いい顔だなって自分でも思いますね(笑)

青山高治 キャスター
青ちゃん、その “いい顔” できょうはいろんなコーナーに参加してください。よろしくお願いします。

小林康秀 キャスター
エディオンピースウイング広島が完成しましてからもう1年が経とうとしています。もちろん「敏弘さん」にとっても新しい、待ちに待ったホームグラウンドでした。

青山敏弘 さん
はい。待ちに待ちました。本当にすばらしいスタジアムができました。

小林康秀 キャスター
「敏弘さん」という言い方もよろしいでしょうか?

青山敏弘 さん
はい。お願いします。

小林康秀 キャスター
敏弘さんとともにこのスタジアムの1年を振り返りたいと思います。サンフレッチェ広島、レジーナのホームスタジアムだけではなくて、さまざまな利用も見られたのです。

青山敏弘 さん
もう、街が紫に染まるっていうのはこういうことだなと。ぼくたちもスタジアムに向かっていくときに、いろんな方向からサポーターのみなさんを見るんですけど、本当にそれが誇らしくて。やっぱり、それがこれからの広島文化になるんだろうなと。そういうのを見られるのが幸せですね。

小林康秀 キャスター
ご自身もこのスタジアムで初めて練習ができるっていうタイミングで、はだしで “かみ締めるように” 歩いていらっしゃいました。あのときってどんなお気持ちでしたか?

青山敏弘 さん
いや、本当にまさに “かみ締めていました” 。ここまで、ぼくが入ったときから20年以上、こうやってスタジアムがどうやったらできるんだろうと話を進めてきた結果、今、できたんですけど、それまでに携わっていただいた全てのみなさん、先輩方であったりの思いも、ぼくがあの瞬間、“かみ締めていた” と自分では感じております。

小林康秀 キャスター
サポーターのみなさんともやりとりが実際にあの日もあったと思うんですけれども、非常にファンに対しての気持ちっていうのを全面に出されて、ファンサービスをすごく大事にされているのかなという現役生活だったような気がするんですが、いかがですか?

青山敏弘 さん
ぼく自身がファンのみなさんに力をいただいていたので目線は一緒でしたし、ぼくが何かやったんじゃなくて、お互いいっしょにここまで成長させてもらって、このスタジアムまでたどり着けた。はい。ぼくはもうファンなければね、今、いないと思っているので、本当に感謝したいと思います。

青山高治 キャスター
サポーターのみなさんもそれがわかっているから新サッカースタジアムのこけら落としの日に青山選手がピッチに出てきただけで拍手が起こっていましたもんね。

小林康秀 キャスター
そうです。

青山高治 キャスター
「このスタジアムで青山を見ることができた」みたいな喜びにあふれていましたもんね。