天谷宗一郎 さん
秋のキャンプ、新井コーチも帯同したと思いますけれども、どの選手も量を振ったというふうなことを口をそろえて言ったんですけど、どうでした? 充実していた感じでした?
新井良太 コーチ
と思いますね。質も量もと言いますけど、やっぱり秋季キャンプに来ていた連中は量。量しかないですから。量をやることによってコツをつかめますし、両方やったものにしか、やっぱり光って見えてこないと思いますので。そういう面で、いっしょに厳しい練習でしたが、やってきました。
青山高治 キャスター
それぐらいの量だったんですね。
石田充 アナウンサー
どの選手ももちろん期待が大きいということなんですが、今回は新井コーチにあえて1人の選手を挙げていただきました。

新井良太コーチが気になる選手が、二俣翔一 選手(22)です。ことしはジャイアンツの守護神やドラゴンズ守護神からもヒットを打って、80試合に出たわけなんですけれども、新井コーチからみて、どんなところに成長を感じられましたか?
新井良太 コーチ
まずは1軍の舞台に慣れたということ、そこが一番じゃないですかね。

石田充 アナウンサー
ほぼ1年間、1軍にいたということになりました。そして秋のキャンプもよく(バットを)振って振って振ってという光景がありました。少し打撃フォームに変化があったんですよね。画面右側が新しいフォームなんですけれども、このフォームのメリットってどんなところなんでしょう?

新井良太 コーチ
まずですね、宮崎(敏郎)選手(DeNA)みたく、下にバットが置いてあって、ここから1回下に落ちて、上に上がるんですね。ヘッドがしっかり使えて、しなりを生んでいるので、ボールの内側に入ることができて、速い球にも対応できますし、あと審判のハーフスイングを取られにくいっていう利点もありますね。

石田充 アナウンサー
そうなんですね。DeNAで実績を残している 宮崎敏郎 選手にそっくりになっています。
RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
そうですね。宮崎選手に引けを取らないパワーを持っていますからね。
石田充 アナウンサー
いろんな守備位置もこなせるということですから、また1軍でしっかり本人は「レギュラーを狙いたい」ということも言っていましたから。

新井良太 コーチ
はい。非常に楽しみです。どこでも守れる器用さがありますし、あとバッティングはもう一段階上がればスタメンを取れると思いますので、どんな形でこの12月・1月を過ごすかがとても大事になってくると思います。
石田充 アナウンサー
ドラフト1位の 佐々木泰 選手と同い年の世代になりますから、どんな活躍をしてくれるか楽しみです。
青山高治 キャスター
きょうは新井コーチにご出演いただきました。たくさんのカープファンのみなさんが若手の成長を楽しみにしてますので、広島のみなさんにメッセージをいただけますか?

新井良太 コーチ
今シーズンのこのくやしさをですね、監督だけではなく、わたしたちコーチ、そして選手が持って、それをエネルギー・パワーに変えて、来年、がんばりたいと思います。また、応援よろしくお願いします。
(RCC「イマナマ!」12月16日放送より)