西日本に直撃後も速度上がらず 週末にかけて影響長引くおそれ
この4日間の進路予想を比べると、次第に西寄りへ大回りする方向へと変わってきています。その分、本州へ接近するタイミングも遅くなっています。




台風の進路予想図で示されている白い円の大きさは「予報円」で、台風の中心が到達すると予想される範囲を示しています。 予報した時刻に、この円内に台風の中心が入る確率は70%です。 円が大きくなっているからといって台風が大きくなることを意味するものではなく、予報のバラツキを表しています。

26日(月)朝の時点の予想では、28日(水)未明でも九州の南の海上にあり、その後、29日(木)未明に九州に上陸、30日(金)未明に日本海へ抜けるかどうかという予想になっています。
ただまだ29日(木)以降の予報円は非常に大きくなっていて予報のブレ幅は非常に大きいです。これは進路コースのブレ幅もありますが、台風が進むスピードの予想のブレ幅によっても予報円が大きくなっているとみられます。
また、台風が向きを変えるタイミングである28日(水)未明に速度はゆっくりとなり、その後、29日(木)、30日(金)の予想でも台風の速度は時速15~20キロと比較的ゆっくりとしたスピードが予想されています。31日(土)でも予報円の中心は北陸沿岸の日本海にあり、本州付近での影響が長引くおそれがあります。
では、なぜ台風の進路予想はだんだんと西寄りに変わり、また本州付近でも“ノロノロ”とした速度が予想されているのでしょうか。