広島県内有数の進学校・広島学院高校が、軟式野球大会で創部64年目で初めて全国大会に駒を進め、25日、上田西(北信越代表)との初戦を迎えました。


練習は週にたったの2日。3年生は春で引退するため、1・2年生のみで北信越代表の上田西との初戦に挑みました。


2回、ランナー1・3塁でピッチャーの川村が自らセオリーどおりバウンドの高い球を放ち、先制点を挙げます。

4回にもランナー3塁で今度はスクイズ。2点差とリードを広げます。


一方、2年生エース・川村は、カーブを武器に打たせて取るピッチングで4回まで1失点。しかし、5回にエラーなどで3失点し、逆転されます。


粘る広島学院は6回、エラーなどでノーアウト3塁のチャンスを作ると、2年生の西原。ライト前に運び、1点差に迫ります。


そして、迎えた9回。1アウト2・3塁と一打、逆転のチャンスに代打・佐々木。


これは、惜しくもピッチャーライナー。ゲッツーとなり、万事休す。


大健闘を見せた広島学院でしたが、初陣を飾ることはできませんでした。


広島学院 主将 中西 燦之郎 選手
「たくさんのOBの方が試合前に声をかけてくださって、たくさんの期待を背負っているということはわかっていたんですが、そこで勝利を見せられなくて残念です」


広島学院 投手 川村 龍之進 選手
「ここまで互いにカバーしあって、なんとか勝ってきていたので、そこを自分がカバーしきれなくて、打たれてしまったので、でも最高の仲間と一緒にいい舞台で野球ができて、とてもよかったと思います」