元谷一志 社長兼CEO
「私どもオーバーブックを恐れず、多くのお客さまに来ていただいても、それを受け入れるだけのキャパシティがありますっていうことで、今後、大きな大会・学会等がありましたら、私どもにまずお話が来ると思いますので、そこでしっかり価格支配権をしっかりとるように、各種会議をしっかり取りながらですね、イニシアチブを取った政策を今後ともしていきたい」
なぜ広島に集中投資をしているのでしょうか?
元谷一志 社長兼CEO
「実はですね、札幌・仙台・広島・福岡の中で1番単価が高かった。これは、広島はホテル室数が少ないというのもありますし、もう1つは単価の高さですね。欧米系の訪日客が非常に多いことが挙げられるかと思います」

一方で元谷さんは、広島県の人口が3年、転出超過になっている人口減の状況は、町の魅力はあるのにもったいないと話します。
アパグループ 元谷一志 社長兼CEO
「広島は観光都市という側面はすばらしい。世界遺産もあったり、鯉城(広島城)もあったり、すばらしいが、支店経済を考えると、ひょっとしたら岡山と分散しているのかなと思う。分散されているから磁力が弱くなっているのではないかと」
小林康秀 キャスター
「磁力を強めるためにはどんなものが必要でしょうか」
元谷一志 社長兼CEO
「空港行政が非常にもったいない。隣りの山口などは近隣に飛行場が3つありますよね、山口宇部・岩国・萩石見(島根)と空港が3つあるのに、なぜ広島は1つしかないのか。ひょっとしたら備後と安芸のような、広島にもう1つ、第2空港構想というのがあってもいいのではないかなと」
― 元谷社長兼CEOは、支店経済という観点から山陰や四国という広島の南北への交通インフラがもっと必要ではないかと話しています。例えば広島の川に暗渠菅の空港をつくったり、広島-松山間に橋やトンネルを作るなど、大胆な発想を地元選出の岸田総理のうちにできないものだろうかと話していました。