今がシーズンのアサリ。ただ、国内のアサリの漁獲量は年々、減っています。広島県内一のアサリの産地・廿日市市大野地区を訪ねました。

廿日市市大野町にあるイタリア料理店「リストランテトーマス」です。作られているのは、地元ブランド「大野あさり」をふんだんに使った人気のボンゴレビアンコです。
記者
「アサリの味がしっかりついていて、おいしいです」
リストランテトーマス 増本年治 オーナーシェフ
「ちょっとの量のアサリでもすごくダシが出て、パスタの味がすごく濃厚で、ほかのものを何も入れなくてもすごくおいしいものができるような特別なおいしさがある貝」
かつては当たり前のように食卓に上っていた地元産のアサリ…。しかし、増本シェフは食べる機会が減ってきていると話します。
リストランテトーマス 増本年治 オーナーシェフ
「特別感をもって提供する料理に変わってきているのが、わたしのイメージ」
濱本水産 濱本恵津生 社長
「これが大野あさりのサイズの一番大きいやつ」

大野あさりを扱う濱本水産です。ほかにもカキやムール貝などの卸し・加工・販売もしています。
濱本水産 濱本恵津生 社長
― ことしのアサリの出来は?
「例年を100パーセントとすると98ぐらいですね」