今後も楽しみが満載の新スタジアムですが、その中でも盛り上がりが予想されるのが、6月11日に行われるサッカー日本代表のワールドカップ予選。チケットがたった2時間で売り切れるなど、日本中のサッカーファンが広島の街に集うことが予想されます。

大迫敬介 選手
「日本代表としてメンバーになんとしてでも選ばれて、あのエディオンピースウイング広島で日本代表としてプレーしたいなという思いがより強くなりましたね。自分としてはワールドカップに出たいので、そのためには常に代表のメンバーに入って、入るだけじゃなくて、そこでプレーすることが大事なので、そのためには自チームでの自分のパフォーマンスを常に出し続けないといけないので、そういった目標を持ちながら常にチームではプレーしています」

新スタジアムを中心にさらなる盛り上がりが期待される広島の街。広島で活躍するスポーツ選手として、大迫はその新たな器に夢を託します。

大迫敬介 選手
「自分たちの期待ももちろんそうですし、今まで自分たちのサッカーを見に来たことがないようなお客さんも自分たちのサッカーを見て、よりサッカーが好きになってもらえたらうれしいですし。サッカーをはじめ、いろんなスポーツが広島では行われるので、そういったスポーツを見て、みんなが笑顔になってくれればうれしいなと思いますね」

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青山高治 キャスター
日本代表の守護神としての大迫選手の姿をピースウイングで見たいなと思いますけど、あらためて “夢の器” 、スタジアムという箱の持つ力というのを感じます。

コメンテーター 平尾順平 さん(ひろしまジン大学 代表理事)
大迫選手がおっしゃっていましたけど、客席とピッチの距離がきゅっと短くなったことによってサポーターと選手の距離も短くなりましたけど、あの “まちなかスタジアム” ができたことによって街とサッカーの距離もぐっと近くなった感じがすごくします。街中を紫のユニホームを着た人たちが歩いていると、「ああ、きょう、試合なんだ」と思ったりしますから。

中根夕希 キャスター
もともと、もちろん野球とともにサッカーも人気で、みなさん、応援していたと思うんですけど、物理的な距離が近くなったことでこうも心の距離も近くなるんだというくらい。しかも大迫選手も感じているように “パワーの伝わり方が違う” っていう、新しいスタジアムだからこそのいい効果が生まれていることを身近に感じます。

青山高治 キャスター
この新スタジアムでは初めての平日ナイターが来週15日にあるんですが、車いす席を除いて全席完売しているんです。平日のゲームの完売っていうのは、Jリーグが始まったとき、あの開幕直後以来のことなんです。

中根夕希 キャスター
へえー。

平尾順平 さん
30何年ぶりってことですね。

青山高治 キャスター
これが、平日のナイターのあとの人の流れであったり、経済効果であったりとかっていうのも “まちなかスタジアム” として注目されます。

平尾順平 さん
その日にカープがあるのかどうかも気になりますけど、街の中のお店も遅くまで開けるんですかね。

青山高治 キャスター
どんな人が来るんだろうっていう、そのあたりも初めての平日のナイターを楽しみにされている方も多いんじゃないでしょうか。