これまで機動隊や警務課などで勤務してきた中重さんですが、60歳になり、勤めてきた広島県警からも退職となります。
いよいよ、警察官として最後の時間を迎えました。
棗田英雄 警視
「機動隊で一緒にやってきたので、アニキのような感じ」

田中克典 警部補
「パッと一瞬、射撃を見てもらったら、いけないところが直る。一瞬で見抜かれてしまう」
県警では「レジェンド」や「世界のナカシゲ」とも呼ばれていましたが、こんな声も…
佐々木智恵子 係長
「(中重さんは)だじゃれが多い」
中重勝 さん
「最初はみんなすごく笑ってくれていたのに、だんだんと笑いがなくなり、しまいには無視するように」
すると…
中重勝 さん
「 ”動” の中で ”どう” 打つかよ~」

周囲
「出た出た、おやじギャグ」
きょうは「無視」されませんでした。オヤジギャグも聞き納めです。
後輩たちとも熱い握手を交わし、いよいよ県警を後にします。
中重勝 さん
「職場の窓から外を見たら、もうこの景色は見られないんだなと思うとさみしいものがある」

今後は射撃のパラ競技の指導に当たるほか、自身の射撃も続けていくといいます。
中重勝 さん
「わたし自身も一つの目標として国体がありますので、やっぱり優勝を目指してがんばりたいなと思っているので、引き続き競技者としてもがんばりたい」