広島カープ 九里亜蓮 投手
「シーズンの成績においても負けないぞって気持ちで毎年、やっていましたし、本当に彼はチームのエースとしていろんな重圧がある中でやってきていると思いますし、もう、ぼくがどうにか切磋琢磨してやっていくことによって何か感じてくれるものがあればいいなとも思いながらやっているので、本当に “いい友” であり、“よきライバル” であり…、そういう存在かなと思います」

プロ入りから11年目。ともに成長してきた仲間から受ける新たな刺激を胸に、一からの再スタートを大瀬良は走り出します。

大瀬良大地 投手
「昨年、数字でいうと5つ借金しているピッチャーなので、そう簡単に(ローテーション)枠に入れるとは思っていないので、しっかり若い子たちと競い合って、そういった中で勝ち取ることができれば。(昨シーズンは)2位で終わりましたけど、全然、求めているものでもなかったですし、みんなで胴上げをできるように、そして、ちゃんと1年間、どんな形でもチームに貢献して、気持ちよく、ぼく自身も気持ちよく胴上げできるように…、そういうふうにしたいなと思います」

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青山高治 キャスター
やっぱり大瀬良投手と九里投手、この同期の関係というのは特別ですよ。友であり、ライバルでもあり。でも、ちゃんとくやしいと思うし、ちゃんと「見とけよ」って思えるんですよね。

田村友里 キャスター
「見とけよ」ってお互いに思い合うからこそ、切磋琢磨してここまでやってきたんだろうなって思いました。

RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
「良き友であり、良きライバル」―。なかなか言えないセリフだと思うんです。田村さん、泣いちゃっているじゃないですか?

田村友里 キャスター
ちょっと感動しちゃって。いや、天谷さんだって…

天谷宗一郎 さん
…いや。そういうことを言える関係性がチームに多ければ多いほど、チームって上がっていくと思うんです。

石田充 アナウンサー
そうですね。手術はしていますけど、10年間、2人とも大きな離脱というのがないというところもチームを支えている証でもあります。大瀬良投手が見る前で九里投手が “開幕投手” としてどんなピッチングをするのかも楽しみです。

(RCC「イマナマ!」カーチカチ!テレビより)