うるま市に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について木原防衛大臣は、「新たな訓練場は必要不可欠」と述べ、改めて計画を進めていく考えを示しました。
政府は、うるま市石川のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の新たな訓練場を整備する計画について、2月11日には住民説明会を開きましたが、住民からは「計画のプロセスが不透明」などと反対の声が上がり、石川地区のすべての自治会が計画の撤回を求めています。

一方13日の会見で木原防衛大臣は、改めて計画を進めていく考えを示しました。
説明会では、訓練場で実弾を使用しないことや、災害時や緊急時など以外にはヘリは飛行しないなどと説明されましたが、将来的な運用拡大について問われると、大臣は。
木原防衛大臣
「もうこの時点では今の計画段階ではそういうことはないと」
Q将来は?
「将来的にはなるかもしれないということは、申し上げたつもりは一切ございませんので、そこは誤解のないようにしてください」
繰り返しの質問に対し、正面から回答しませんでした。

一方、玉城知事は記者団に対し「十分な説明がないまま計画ありきで進み、住民の懸念は当然」との考えを示しました。
地元が反対するなか、専守防衛の組織として自衛隊を容認する玉城知事自身が訓練場整備計画への賛否をどう打ち出すのかが、今後の焦点となります。