嘉手納基地の実態を知り、沖縄の基地問題を見つめる講演会が、うるま市で開かれました。

この講演会は無人偵察機の配備や外来機の飛来など、嘉手納基地の状況が大きく変化する中、改めて基地がはらむ問題を見つめようと、嘉手納爆音訴訟の原告団が開いたものです。
講演では関東学院大学の林博史教授が、嘉手納基地が作られた経緯に触れた上で、「沖縄の基地は日本本土に対する、無差別爆撃の基地として使われたことを見ておく必要がある」と説明しました。
その上で朝鮮戦争やベトナム戦争では、爆撃機が出撃する拠点となったことを挙げ、「私たちが加害に加担することを断ち切ることこそ、被害をなくす道筋になる」と訴えました。

安全保障環境が大きな変化を迎える中、来場者は話に真剣に耳を傾けていました。