佐久本宝と山田孝之が語るドラマ「阿麻和利」
阿麻和利を演じる 佐久本 宝さん
「今回の阿麻和利は、周りの人のおかげで生かされている阿麻和利。カリスマ性があるとか、力強いとか、ものすごく頭がいいというよりも、少し頼りなくて戦うとしても弱くてダサいんですけど、でもなぜか皆がその人のためについていこう、この人のためにやってあげたいと思ってしまう阿麻和利像で、今まで僕の阿麻和利を見てくださった方も楽しめると思う」

山田孝之さん
「ちゃんと語り継いでいかなきゃいけない歴史だと思うので、かたくならないように楽しんでもらいながら、ずっと自分の先祖から受け継いでいる魂を大事に思ってもらえるきっかけになったらいいな」
智略に長け、人望も厚かったと「阿麻和利」に日々、思いを馳せている学芸員の佐久本さん。実は、主演の佐久本宝さんとは“いとこ”なんです。

学芸員 佐久本晴生さん
「お盆だったり、正月だったり、何かとおばあちゃん家で集まる時は、一番面倒みてもらったし、一番遊んでもらったのが宝じゃないかと思っている」
勝連を繁栄させた英雄「阿麻和利」は、600年以上の時を経て二人をつないでくれる存在でした。
学芸員 佐久本晴生さん
「阿麻和利自体、はるか昔の人物ではあるけど、2024年でも私と宝を阿麻和利がつないでくれているような感じを受けているので、当時から誰かと誰かを結びつけるようなそういう存在が、阿麻和利なんじゃないかと。私も負けないように考古学を通して、勝連グスクと阿麻和利について明らかにしていけたらと思う」