アメリカ軍が19日午後、嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施すると通告していることを受け、県は日米合意に反するとしてアメリカ軍に訓練の中止を求めました。
アメリカ軍は先月19日の夜、県などが中止を求めるなかおよそ3年半ぶりに嘉手納基地でパラシュート降下訓練を実施していて、1月19日も午後2時から嘉手納基地で同様の訓練を行うと通告しています。
降下訓練について日米両政府は悪天候など例外的な場合を除き、伊江島補助飛行場で実施することで合意しているため、県は18日に先月の訓練に抗議するとともに、あすの訓練についても中止するようアメリカ軍に要請しました。

古堅圭一基地対策統括監
「SACO合意に基づいて伊江島でという事になっておりますので、嘉手納飛行場でこのような訓練がなされることについては、大変遺憾なことと考えております」
県によりますとアメリカ軍はあすの訓練について具体的に言及せず、先月の訓練については「伊江島の滑走路の状態がよくなかったため」だと説明し、例外的な訓練だったと強調したということです。