鹿児島県屋久島沖でアメリカ軍のオスプレイが墜落した事故で、乗員8人のうち、残る2人の捜索が5日も続けられています。
一方、木原防衛大臣は、アメリカ側から全てのオスプレイ部隊で安全点検を行っていると説明を受けたことを明らかにしました。

屋久島沖で起きた、アメリカ空軍のCV―22オスプレイの墜落事故で、アメリカ軍は12月5日に機体の主要部の残骸と5人の遺体を発見し、このうち2人の遺体を収容したと発表しました。

今回の事故で、これまでに死亡が確認されたのは乗員8人のうち6人で、屋久島沖では5日もゴムボートを出すなどして残る2人の捜索が続けられています。

木原防衛大臣
「全てのオスプレイの部隊は、CV―22の事故をしっかりと踏まえた上で、安全点検および予防的な整備を現在行っているとの説明を受けております」

事故をめぐり、木原防衛大臣は4日、アメリカ側から全てのオスプレイ部隊で安全点検や予防的な整備を行っていると説明を受けたことを明らかにしました。

政府は、アメリカ軍が実施している措置について確認作業を行っているということです。

木原大臣はこのほか、事故後も海軍や海兵隊仕様のオスプレイが飛行していることについて「懸念は払拭されたわけではない」との考えを示しましたが、「現時点で更なる要請を行う考えはない」とも述べています。