鹿児島県の屋久島沖でアメリカ軍のオスプレイが墜落した事故で、アメリカ軍は、墜落した機体の胴体部分と5人の遺体を新たに確認し、このうち2人の遺体を収容したと発表しました。

先月29日に起きたアメリカ空軍のCV―22オスプレイの墜落事故では、これまでに乗員8人のうち1人の死亡が確認され、残る7人の行方が分からなくなっていました。
こうしたなか、アメリカ軍は12月4日に新たに海中で5人の遺体とオスプレイの胴体部分を確認しうち2人の遺体を収容したと発表しました。
発見された乗員の身元はまだ判明していません。

事故をめぐっては、海上保安庁や地元の漁業関係者が事故機の残骸などを回収していて、県の溜政仁知事公室長は、4日に県議会で「県内で発生した事故との対応に差がある」と指摘し今後、日米両政府に説明を求める考えを示しています。