オスプレイが墜落するも「飛行停止」を明確に求めない政府の姿勢に対し、普天間基地がある宜野湾市の住民からは不安の声や、毅然として飛行停止を求めるよう望む声が聞かれました。
宜野湾市民
「原因の究明までは飛ばないとか。それは最低限のルールだと思うんですね」
「いつ落ちてくるかもわからないから怖い思いをしています」
中学生
「事故があったのにこんなにずっと何回も、いつもより多く飛んでいたのでおかしいなと思います」
宜野湾市に住む与那城千恵美さん。6年前、宜野湾市の保育園の屋根からアメリカ軍ヘリの部品が見つかった当時の園児の保護者です。
与那城千恵美さん
「危険なものを子どもたちの上を飛ばさないでほしい。それを国がしっかりとアメリカ側に言ってほしい」
はっきりと飛行停止を求めない政府の姿勢に強い疑問が募っています。
与那城千恵美さん
「きのうは娘の小学校の上も普通に低空でいつものように飛んでたんですよ。私たちの命が軽く見られてるとはとっても感じてます」
この問題で松野官房長官は午後4時の会見で、オスプレイの飛行に言及しましたが、「アメリカ側にさらなる情報提供を求め、日米でさらなる安全確認が必要だ」と述べるに留め、飛行停止には触れませんでした。