海の生き物や地形など海洋科学の様々な情報を世界に発信する、国際海洋環境情報センターGODACが名護市の施設を一般公開し、多くの家族連れが訪れました。
このイベントは、海洋科学の研究について一般の人たちに理解を深めてもらおうと、先週3年ぶりに開かれたもので、名護市にあるGODACの施設には、およそ600人が訪れました。
研究について紹介するコーナーや、小さな海洋ダニを顕微鏡で観察するコーナーなどおよそ10か所のブースが設けられ、訪れた人たちは興味津々といった様子で顕微鏡を覗いたり、研究で活躍する潜水艦『しんかい6500』の模型に歓声をあげていました。
GODAC 比嘉直人事務主任
「海や地球の不思議について、みなさんに広く伝えていきたいというところと、海の魅力について、みなさんに気づいていただけるようなきっかけを提供したいと思っています」
このほか教育プログラムでは、地球の二酸化炭素濃度が高まることによる海の酸性化で、サンゴが生息しづらくなる変化が進んでいる問題など、環境問題についても実験を通して紹介していました。