沖縄県警は、県外出張時に宿泊費を不正に受給したとして、ヘリコプター操縦士の警察官2人を減給とする懲戒処分を発表しました。

24日付けで減給1か月の懲戒処分を受けたのは、沖縄県警察本部警備部の航空隊に所属するヘリコプター操縦士の60代の警部と50代の警部補です。

60代の警部は、去年1月から6月までに3回の県外出張をした際に、実家などに泊まったにも関わらず宿泊施設を利用したと報告し、およそ4万円の宿泊費を不正に受給したということです。

50代の警部補は出張の事務手続きを担当していて、警部が宿泊施設を利用していない事を知りながら、宿泊費を支給するための虚偽の書類を作成し提出したということです。

警備部内の報告から不正が判明し、沖縄県警はこの2人について詐欺の疑いで那覇地検に書類を送致しました。

調べに対して宿泊費を不正受給した警部は「もらえるならもらおうと思った」と話し書類を作成した警部補は「これくらいなら良いだろうと思った」と話しているという事です。

沖縄県警察本部の壱岐恭秀警務部長は、「県民の皆様の信頼を大きく損ねたことを深くお詫び申し上げます」とコメントしています。