今月12日に沖縄本島で発生した大規模な停電について、沖縄電力は16日、発電機の動力を監視する装置に、異常が起きたことが原因だったと明らかにしました。

今月12日の午後、沖縄本島北部から南部の21市町村にかけて、全体のおよそ2割にあたる11万8800戸が停電しました。

停電は発生からおよそ2時間後にすべて復旧しましたが、沖縄電力は中城村の吉の浦火力発電所で何らかのトラブルがあったと見て、詳しい原因を調べていました。

この大規模停電について沖縄電力は11月15日、発電機の動力を監視する装置に異常が起きたことが原因だったと明らかにしました。

また、きょう午後2時ごろまでに異常のあった装置を取り換えたうえで、新たに異常を検知する機能を追加したということで、現在この発電設備は正常に運転しているとしています。

沖縄電力は「再発防止を徹底するとともに電力の安定供給に努めてまいります」とコメントしています。