災害などで断水した際に行われる「応急給水」。
子どもたちがその給水方法などを学ぶ訓練が8日、那覇市で実施されました。
訓練は大規模地震によって水道局からの配水が停止した想定で那覇市内3つの小学校で実施され、このうち天久小学校では4年生の児童や職員のほか九州地区の水道局関係者ら合わせておよそ150人が参加しました。

訓練に参加した児童らは給水方法を学んだり給水袋の重さを体験したりして、普段、不自由なく水が使えることのありがたさを肌で感じている様子でした。
児童
「(断水)した時には(今日の経験が)役に立つ」
児童
「重いけど、すごい命を運んでいるから、これ(応急給水)が大切になるというのが今回の授業でわかった」
那覇市上下水道局・岸本康 総務課長
「水の大切さや水道の意義、防災訓練の意義、そういったところを今回小学生のみなさんと一緒に勉強できたと思っているので、これからも連携を深めて合同防災訓練をやっていきたいと考えております」

訓練を主催した那覇市上下水道局は、これを機に県内だけでなく九州地区全体で災害時の応援体制を強化していきたいとしています。