焼失した首里城への思いが込められた首里城復興祭が始まり、初日の3日は古式行列が行われました。



焼失した首里城の再建を待ち望む、「首里城復興祭」。3日に行われた古式行列は、琉球王朝時代の正月に国の安泰と豊作を祈願して行われていた「三ヶ寺参詣行幸」を再現したもので、国王や王妃に扮したおよそ170人が首里の町を練り歩きました。


愛久澤力也記者
「6年ぶりに通常規模で開催された古式行列。首里の町は大いに盛り上がっています。まるで琉球王朝時代に戻ったようです」

悪天候や首里城焼失による中止、それにコロナ禍での縮小開催が続いていた古式行列が通常の規模で開催されたのは実に6年ぶりのこととなりました。


観覧した人は
「首里城が燃えて寂しさもあるなか、首里城祭も無くなっていたので、久しぶりにこうして祭りができて嬉しい」
「古式行列を見るのは初めて。素晴らしかった」
「王様もお姫様もすごくキレイで。やっぱりいいな。首里に生まれて良かったと思いました」


首里城復興祭は5日まで開かれ、最終日には那覇市の国際通りで琉球王朝絵巻行列が行われます。