渡り鳥が県内にも訪れる季節となり、鳥インフルエンザの侵入のおそれが高まっていることをうけ、県は1日に緊急対策会議を開き、防疫体制などを確認しました。

去年12月、金武町の農場で致死率の高い高病原性の鳥インフルエンザに罹患したニワトリが県内で初めて確認され、飼育されていたおよそ3万羽が殺処分されました。

こうした損害を未然に防ごうと開かれた緊急対策会議には、養鶏関係者ら40人あまりが参加しました。

会議では県の担当者が、ウイルスを媒介する野鳥や野生動物が鶏舎内に侵入しないようネットなどで対策することや、農場内の消毒の徹底などを呼びかけました。

先月北海道ではことし国内で初確認となる鳥インフルエンザウイルスが野鳥から検出されていて、県は対策強化のため、この日から各養鶏農家に消毒用の消石灰を配布しています。