県立南部医療センター・こども医療センターでことし9月、診療報酬の書類に不備が見つかり、国の指導を受けていたことが分かりました。

県によりますとことし9月、保険診療の適正な取扱いなどの周知徹底を目的として国が実施する調査で、県立南部医療センター・こども医療センターの診療報酬書類に不備が見つかったということです。

ことし1月から2月に診察・治療を受けた患者50人分の資料のうち、検査や処置をした根拠の記載など診療報酬を請求するためのルールが守られていないものが一部含まれていたということです。

不備があった請求金額は国からの文書が届き次第正式に算定されるということです。

県の担当者は、「現場の医師が多忙で作業を後回しにしてしまったことなどが原因」としたうえで、「今後は事務処理の適正化を図り必要な人員配置なども検証し対応を検討したい」としています。