巨大地震や大津波が発生したことを想定した県の総合防災訓練が、石垣市や与那国町で行われました。
訓練は八重山諸島南方沖を震源とするマグニチュード9.0の地震が八重山地域で発生して震度6弱を観測、この地震による津波で大きな被害が出たことを想定して行われました。

石垣市役所をメイン会場に与那国島や病院、ホテルなどで行われ、那覇市や名護市、宮古島などから消防隊員が参加したほか自衛隊や通信会社など161団体が参加しました。
石垣市役所には周辺の住民らが避難し、海上保安部のヘリによる吊り上げ訓練が行われたほか、けが人の搬送訓練が行われた八重山病院では医師や看護師らがけが人の判別を行っていました。
有識者で構成する政府の地震調査委員会が去年3月に南西諸島周辺でM8クラスの地震が発生する可能性を指摘していることから、市民の間では防災意識が高まってます。