松竹大歌舞伎の公演が那覇市で行われ、中村鴈治郎さんがお家芸の「土屋主税」を情感豊かに演じ上げました。

那覇文化芸術劇場なはーとで初めてとなる歌舞伎公演では、2つの演目が上演されました。

このうち赤穂浪士討ち入りのサイドストーリーが描かれている「土屋主税」。
吉良上野介の隣に住む、江戸幕府の旗本・土屋主税を四代目中村鴈治郎さんが情感豊かに演じます。

雪が降る中巧みな俳諧を織り交ぜ、赤穂浪士の討ち入りにまつわる人々のそれぞれの心情が、細やかに表現されます。

中村鴈治郎家のお家芸として大切に受け継がれてきた作品とあって、沖縄の歌舞伎ファンを魅了していました。