宜野湾市の国指定史跡・大山貝塚から出土した『大山式土器』が65年ぶりに故郷へ戻り、一般公開されています。
宜野湾市立博物館で開かれている企画展『縄文時代の宜野湾』で公開されているのは、65年ぶりに戻ってきた「大山式土器」と土器片などの出土品です。
1958年に国指定史跡「大山貝塚」の発掘調査で見つかり、別府大学助教授として琉球政府文化財保護委員会と共同調査した賀川光夫さんが、大分県の別府大学附属博物館に持ち帰って保管していました。
今回地元で活用して欲しいと、市立博物館に無償譲渡された「大山式土器」はおよそ3000年前の縄文時代後期のもので、土器の上部にへらを押し付けたような模様があるのが特徴です。
宜野湾市立博物館 長濱健起学芸係長
「宜野湾市には国指定の考古学を語る上でも重要な遺跡があって、土器の資料とか色々なものがあると知って欲しい」
この展示会は12月24日まで開かれていて、期間中、縄文土器について学ぶ関連講座も予定されています。