戦後、沖縄の芸能界をリードし「てるりん」の愛称で親しまれた照屋林助(てるや・りんすけ)さんの功績を称えるイベントが沖縄市で開かれました。

「コザ・てるりん祭」は照屋林助さんの功績を称えるとともに、沖縄の音楽や芸能を伝承していこうと4年ぶりに開かれました。

林助さんと縁の深い沖縄市の商店街で開かれたイベントには、県内で活動する民謡歌手ら30組が出演し、それぞれの演奏で偉大な先輩に思いをはせました。

「てるりん」の愛称で親しまれた照屋林助さんは音楽家や漫談家として活躍し戦後、前川守康さんと「ワタブーショー」を結成するなどして2005年に亡くなるまで沖縄の娯楽・芸能をリードしました。

会場を訪れた多くの市民や民謡ファンらは、演奏に耳を傾けながら沖縄文化のさらなる発展に期待を寄せていました。