発熱などの症状を引き起こし顔や手足に発疹ができる感染症「エムポックス」の県内3例目となる感染が確認されました。
エムポックスは発熱や頭痛、リンパ節の腫れなどを引き起こし、口や手足に発疹ができるウイルス性の感染症で、感染者の体液との接触のほか飛沫などによって感染します。
県によりますと県内3例目となる感染が確認されたのは県内に住む40代の男性で、今月11日に発症し、検査の結果エムポックスに感染していることが確認されたということです。
男性の容体は安定しており、今は自宅で療養しています。男性に海外への渡航歴が無いことから県が現在感染経路を調べています。
エムポックスはことし4月に県内で初めての感染が確認されています。ほとんどの場合自然に治りますが、小さな子どもが感染した場合や患者の健康状態によっては重症化する恐れもあるため、県は発熱や発疹など体調に異変を感じた時は医療機関に相談するよう呼びかけています。
※エムポックスはことし5月26日に「サル痘」から名称が変更されました。潜伏期間は通常で6日~13日、最大で21日といわれています。