子孫繁栄や無病息災などを祈願する旧暦5月15日の年中行事「五月(ぐんぐぁち)ウマチー」がうるま市の平安座島で行われました。

勝連半島の北東に位置するうるま市の平安座島では旧暦5月15日に門中ごとに子孫繁栄や無病息災などを祈願する「五月ウマチー」が古くから行われています。

このうち「川の上」門中では一族の仏壇を祀る門中家におよそ20人が集まり、祖先に手を合わせて祈りを捧げました。

現在、平安座島にはおよそ15の門中がありますが、少子高齢化の影響などで近年は年中行事への参加者が減少するなど次の世代への継承が課題となっているということです。

このため川の上門中では、1209年の今帰仁按司を起源とする門中の系図を広げて自らのルーツを再確認し、改めて門中の結束を図っていました。