沖縄県豊見城市の旧海軍司令部壕で、NPO法人による遺骨などの発掘作業が始まりました。



旧海軍司令部壕で19日から始まった遺骨の発掘作業は、国内外で戦没者の遺骨の調査などを行う京都のNPO法人「空援隊(くうえんたい)」が実施しているもので、去年に続いて2回目です。
初日の19日は、アメリカやポーランドの出身者のほか、沖縄戦当時、壕内で亡くなった可能性がある叔父を探している人などおよそ50人が参加し、普段は公開されていない区間で発掘作業を行いました。
叔父の遺骨を探す新垣元さん「私の母は94歳で、うちで兄弟の帰りを待ってるんです。ぜひ見つけてあげたいと思っています」

NPO法人「空援隊」倉田宇山専務理事「ものすごい手のかかる作業をやっています。見落としの無いように。今回でやっと3分の1が終わるかなくらいですかね。」
発掘作業は、今月26日まで行われる予定です。
