沖縄・宮古島市の城辺比嘉地区で地域の伝統行事「旧二十日正月祭」(パツカショウガツ)が賑やかに行われました。
城辺比嘉地区のパツカショウガツは、今から100年以上前に集落を二分した争い事の解決を祝って始まったとされる、地域の繁栄と無病息災を願う伝統行事です。
旧暦1月20日にあたる11日、比嘉地区の公民館ではクロツグの葉を頭に巻いた住民が、2頭の獅子を先頭に施設周辺を払い清め、広場で輪になって宮古島の踊り「クイチャー」を踊りました。

このあと一行は集落内をめぐり、新築した牛舎や新たに購入された重機などの厄を払って周りました。
【地域の女の子】「最初は緊張してたけど、鐘を鳴らしたり、皆んなで踊ったりして、とても楽しかったです。」
【伊良部浩一 自治会長】「後継者育成という事もあって、行事を閉ざすわけにもいかないし、盛大にできることが、後輩の皆さんにも励みになるんじゃないかと思う。」
比嘉地区では去年まで新型コロナの感染防止のため、行事の規模を縮小していましたが、4年ぶりに地域の子どもたちも参加して賑やかな祭りとなりました。
