「見なければいけない」ものがある
元中学教師 平井美津子さん
「教科書を読むと、何万人死んだと、死者の数で沖縄戦の凄まじさがわかる部分もあるんやけど、そこにいる一人一人が見えないと、本当の意味で戦争で命を奪われたり、人生を奪われたりした人の思いはわからへんと違うかな」
平井さんは今年の慰霊の日、沖縄戦などの戦没者24万人余の名が刻まれた「平和の礎」に足を運び、翌日には朝鮮半島から強制連行された元軍夫らを慰霊する読谷村の「恨(ハン)之碑」を訪れた。
日本軍に踏みにじられた歴史を持つ朝鮮の人たちの碑があるのは、踏みにじられた沖縄ならでは、と感じている平井さん。「本土の人間はこういうものこそ見なければいけない、子どもたちに見せたい」と話す。
そんな平井さんが今、懸念していることがある。名護市辺野古沖で修学旅行中の生徒たちが巻き込まれた転覆死傷事故が、平和教育に及ぼす影響だ。








