沖縄県読谷村の祭り会場で車を暴走させて次々と人をはね、殺人未遂などの罪に問われている男の裁判員裁判が22日、那覇地裁で始まり、男は起訴内容を一部否認しました。

起訴状などによりますと、読谷村の無職、屋良朝正被告(57)は2024年9月、読谷村の祭り会場で乗用車を暴走させ、人をはねて重軽傷を負わせたなどとして7人に対する殺人未遂などの罪に問われています。

22日行われた初公判で、屋良被告は起訴内容を一部否認しました。

検察側は、屋良被告が口論になった親族の男性に向けて車を急発進させたことについて「人が死ぬ危険性の高い行為と分かって行った」と指摘。

その際に3人にけがをさせたほか、逃走時にもクラクションを鳴らさずに別の3人にけがをさせたとして、被害者の7人全員に対する殺意があり無差別的な犯行だと主張しました。

これに対し弁護側は、親族などへの殺意は認めた一方、逃走時にけがをさせた3人に対する殺意は否認し車を後進させる際、人がいる認識はなかったなどと主張しました。

無免許運転については争わないとしています。

このほか証人尋問では、親族の男性が出廷し、屋良被告が事件前に酒を飲んでいたことが明かされました。裁判は6月29日に結審し、7月23日に判決の予定です。