教育より基地運用が優先される現実
さらに11月の運動会前日には、子どもが泣き出すほどの爆音の被害が発生。いつ中断するか分からない状況で本番を迎えたといいます。
行事があることは防衛局を通して事前に米軍側に伝えていた中で、なぜ入学式が中断する事態が起こったのか。
「1か月後くらいに(米軍から)回答が届いたんです。(沖縄防衛局は)とても丁寧にいつも調べて下さっているんですけど。米軍の回答の中に、運用上の要件が優先されました、っていうのを聞きまして。教育活動は優先されないんだなと、その時思ったのを覚えています」
同じ基地被害関連の引継ぎの中で、項目立てされてファイルに綴じられていたのが、「12・13を考える会」の継承です。
2017年12月13日、多和田さんが一般教諭として勤務していた頃、普天間第二小学校の運動場に、飛行中の米軍ヘリから重さ7.7キロの窓が落下。2クラスが体育の授業をしていた最中でした。隣り合わせにあった基地の危険性を突き付けられた事故でした。
「たまたま2クラスで、クラスとクラスの間に落ちました。もしも休み時間が5分遅かったり、休み時間にあたっていたら…。運動場には当時はいつも200人ぐらいの子たちが休み時間に遊んでいたので、それを考えるととてもぞっとしました」











