事故から8年余 当時知る教員はゼロに

学校で事故が起きたという事実。そして当時と変わらず危険と隣り合わせの現状は続いている。そのことに生徒と教師が向き合い、「自分の命を自分で守るためには何が必要か」考えてきたのが「12・13を考える会」でした。

「子どもたちは今を生きる子たちなので、そのことばっかり考えるっていうのは酷なことなので。普段は楽しく過ごしてほしい。でも何かあった時に身を守る行動に移せる子になってくれたらいいなと思っています」

いまだ還らぬ普天間基地に面した学校で、事故当時を知る職員は、2025年度、多和田さん一人となり、2026年度はゼロに。引き継ぎの重要性は一層増していきます。

取材中も軍用機の離着陸が見られた

――こういった(基地被害の)引き継ぎは珍しい?

「ないですね。ないですねって、全部の学校をわかるわけではないのですが。多くを占めているっていうのはやはりこの学校だからではないかなと思います」

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次作では、米側の公式文書などで波紋を呼ぶ普天間基地の返還条件についてお伝えします。