「逃げ出したか、放された可能性」

金華山のニホンジカは1920年代から1970年代にかけて全国各地の神社や動物園へ移送された歴史があることから、飼育されていた個体が逃げ出したか、放された可能性を示しているということです。

採集されたニホンジカのフン(プレスリリースより)※この記事を最初から読む

今回の研究では、シカの由来を調べたのと同じフンの塊から5粒を取り出し、一度に複数の生物種を同定できる「DNAメタバーコーディング法」を用いて内容物が調べられました。

分析の結果、被子植物24種、シダ植物4種の計28種が検出されましたが、そのなかには、環境省のレッドデータブックで”絶滅危惧IA類”に指定されている「リュウキュウホウライカズラ」も含まれていました。「リュウキュウホウライカズラ」は沖縄島北部など限られた地域にしか分布しない固有種です。