ことし秋の完成を目指して進められている首里城正殿の再建工事ですが、正殿の左右に伸びる両廊下では、赤瓦に漆喰を塗る作業が進められています。

首里城正殿と南殿・北殿をつなぐ両廊下では、先月からおよそ1万3000枚の赤瓦を葺く作業が始まり、今月11日からは瓦と瓦の継ぎ目を漆喰で塗り固める作業が進められています。

通常、漆喰を塗ったあとは数日乾かしてもう一度上塗りすることで強度を高めますが、首里城再建では3度塗るということです。
▼清水建設・新垣翔平さん「いまでも観光客の方はいらっしゃるんですけど、復興したんだよというのがいろんな方に幅広く伝わっていけばいいと思っております。気を引き締めて工事を進めてまいります」
今後、外壁塗装や内装工事も控えていて、正殿再建が完了することし秋ごろに、両廊下も完成する予定だということです。
正殿の内部に飾られる装飾品の復元も着々と進められています。

国王の玉座に飾られる「中山世土」の扁額。この額縁にあしらわれた龍の彫刻に、「金箔押し」が行われました。
美しい光沢が出るよう接着材である漆が薄くムラのないように塗られ、その上から真綿を使って丁寧に金箔が施されていきました。

▼漆芸工房・諸見由則さん「金箔が入ってないところと入っているところが出てくるので(漆を)どういう風に拭いて、これぐらいまで拭けば差がほとんどないよう注意はしている。全体的にきれいに貼れるように」
金箔が乾いた上からは再び金箔押しが行われ、その後半透明の漆を塗り重ねる「金薄磨」を経て、ことし夏ごろには正殿に搬入される見込みだということです。








