借金1億からの逆転を支えた「沖縄そば」
時計の針を少し戻そう。
2020年、世界中を襲ったコロナ禍。店の売上は激減し、彼は家族や従業員を守るために、1億円の借金を背負った。
生き残りをかけて試行錯誤する中で選んだ道、それが「製麺業」だった。
「自分が好きな沖縄の良さを、食を通して全国に広めるなら、いちばん好きな沖縄そばしかない」
その想いで2022年に起業した「タイラ製麺所」は、決してタレントショップの延長ではない。地道に技術を磨き、現在では県内外の飲食店40~50店舗へ麺を卸す本格的な製麺ブランドへと成長した。今回のプロジェクトは、この「本気の麺」があるからこそ挑める挑戦だった。








