事件や事故で亡くなった人たちの等身大パネルを遺品とともに展示し、命の尊さを伝える「生命のメッセージ展」が27日から中城村役場で開かれています。


「生命のメッセージ展」は、理不尽な事件・事故により命を奪われた犠牲者と遺族の思いを伝え、命の重みについて考えてもらおうと全国で開かれているものです。

中城村役場で27日から始まった企画展には、交通事故などで亡くなった人たちの写真や遺族の思いが綴られた等身大パネル、遺品の靴が並べられました。


その中には、2019年に東京・池袋の暴走事故で亡くなった県出身の松永真菜さんと娘の莉子ちゃんのパネルも展示されています。


▼松永真菜さんの父・義教さん「6年経とうがこれから何年経とうがずっとこの苦しい気持ちは変わらないと思う。娘には代わってあげられなくてごめんねといつも話をするときもある」


真菜さんの父・義教さんは少しでも自分にできることをし続けたいと被害者遺族として企画展に参加し、訪れた人に事故の悲惨さを伝えています。

▼小学生「人生が奪われて可哀想だと思いました。悲しいです」
▼母親「奪われた命が今ももしかしたらあったんだよということを伝える場だと思うので色んな場所で開催してほしい」

「生命のメッセージ展」は中城村役場で27日から今月31日まで、石垣市役所で今月30日まで開催されています。