華やかさが目を引く一方で、体力が重要なアーティスティックスイミング。25mの潜水など、基礎トレーニングは欠かせません。
この競技では「潜水と柔軟からは逃げられない」と話す西田コーチ。つらくても、成績につながるのが基礎トレーニング。選手も前向きに取り組みます。
クラブ創設から11年。全国で結果を出し始める波之上クラブですが、環境は恵まれているとは言えません。通常足がつかないプールで行うアーティスティックスイミングですが、平日は足がつく浅いプールでしか練習ができません。

大阪府出身で、日本選手権での入賞経験もある西田早穂コーチは…
西田早穂コーチ
「ここまで平日浅いプールしか使えないクラブは無いんじゃないかな、珍しいですね」「当初は本当に不利だなと思っていて。今でも不利だと思うんですけど、練習の仕方によって、なんとでもなる」
深いプールでする必要のないことには浅いプールで取り組み、深いプールで実践して見えた反省点は、浅いプールでまた調整する。選手たちはこれを繰り返し、ハンデを跳ね返して結果につなげてきました。
「そういう土台がちゃんとできているのが、具志さんや松田さん。地味な練習をちゃんとやる子」