300年以上の歴史があるとされる沖縄市知花の奉納舞踊「ウスデーク」が6日、厳かに執り行われました。

沖縄市知花に伝わる「ウスデーク」は地域の厄払いと五穀豊穣を祈願して毎年、旧暦の8月15日に奉納されます。

自治会の代表者らはウスデークの演舞に先立ち、集落の拝所「仲大屋(なーかうふや)」に納めてある獅子を取り出して水で清め、獅子を先頭に女性たちが道ジュネーをして地域の厄を払いました。


300年以上の歴史があるとされる知花のウスデークは中央に置いた獅子の周りで円を描くようにゆったりと踊るのが特徴で、11人の女性が扇子や四つ竹を手に舞を奉納しました。

▼踊りを見た人
「昔はもっと人数も多くて」「昔みたいにもっと賑やかになってほしいです」
「テンポがすごく難しいんだろうなと思いました」

▼浦崎清子さん
「(テンポが)遅くて嫌だなと思ったんですけど、踊り始めたら非常に神々しさがあるというか」「神様に仕えているような気持ちになる」

公民館に集まった地域の人たちは厳かな舞に見入っていました。(沖縄市知花 6日)