那覇市は、市内の公立こども園で10月1日、5歳の園児3人が抜け出す重大事案が発生したと発表しました。事件性はなく、園児にけがはなかったということです。
那覇市によりますと1日午前9時35分ごろ、園庭遊びのあと、職員が園内に入るよう子どもたちに声かけをしたところ、園児が、木登りをしていた3人が門から敷地外へ出たのを目撃したと職員に話したことで、抜け出しが発覚しました。
園はその後、職員6人で捜索を始め、約15分後に園から直線距離で約300メートル離れた公園の遊具で遊んでいる3人を地域住民が発見し、保護したということです。
市は、小学校と共用の門が、門扉は閉まっていても施錠できない状況だったことが園を抜け出せた原因とみていて、今後、園庭と門扉の境界区が分かるような安全柵の設置や、園児の見守りを徹底するなどの対策を講じるとしています。
また、「全公立こども園において施設の再点検及び職員の役割分担などの再構築を図る。保育施設には当該事案を共有し、園児の見守り徹底を周知する」とコメントしています。