うるま市・宮城島で2日午後、最高気温35.0℃を観測し、沖縄県内では今年初めて「猛暑日」となりました。

県内で10月に猛暑日となるのは観測史上初めてのことで、35.0℃は平年に比べ6.0℃も高い気温です。

県内では8月から気温の高い状態が続いていて、9月には沖縄地方の平均気温が過去最高を記録するなど記録的な暑さが続いています。

気象庁によると先月の記録的な高温の理由は、「日本付近で偏西風が平年より北を流れやすく、上空の暖かい空気に覆われやすかったことや、太平洋高気圧に覆われやすく晴れた日が多かったため」でした。

背景としては、地球温暖化等の影響により中緯度帯を中心に大気全体の温度が高いこと、沖縄地方を囲む海面水温が高い状態にあったことも関係している可能性があるということです。

海面水温も「歴代最高」

9月の海面気温偏差(気象庁発表資料をRBCが加工して引用)

沖縄周辺海域の海面水温は、台風や熱帯低気圧の影響を受けにくく、平年より日射量が多かった影響と風が弱かった影響で、東シナ海南部で 30.3°C、沖縄の東で 30.3°Cと、9 月としての歴代最高を記録しました。(1日の気象庁報道発表より)