今回の上場によって社会的な信用力が高まり、知名度向上や人材の確保など多くのメリットがある一方で、企業側への負担やリスクも出てくると、りゅうぎん総合研究所の宮国英理子常務は話します。

▼りゅうぎん総合研究所 宮国英理子常務
「株主が経営に参画していくことができるので、その意見や要望が増えてくることもある。海外にもお客様が増えてくると思うので、そういったことへの対応や買収のリスクも出てくる」

さらに、観光との親和性が高いオリオンビールの上場は、県全体への大きな波及効果が期待できるといいます。



▼りゅうぎん総合研究所 宮国英理子常務
「オリオンビールは沖縄の顔の1つになっていて、ブランド力がある。単なる企業の資金調達というよりも、県全体にとって経済や雇用、観光に対しての波及効果は大きいと考えている」



▼りゅうぎん総合研究所 宮国英理子常務
「ホテルの経営やテーマパークとの関係性もある。その連携が強化されて、さらに良いものがつくられていくことで観光消費もあがっていく」

▼オリオンビール 村野一社長
「今日まで沖縄の発展とともに成長してきた会社。オリオンビールはこうした形で1つのマイルストーンを迎えますが、私どもの一丁目一番地はなんといっても県民に愛されるブランド。その初心を忘れず、これからも県のために尽くしていきたい」



沖縄を代表するビールが世界へ!新たな挑戦が始まりました。沖縄独自の酒税軽減措置の終了も来年9月に控え、今後は株主からの視線も厳しくなる中、オリオンビールが今後どう舵を切っていくのか注目です。