毎年9月は世界小児がん啓発月間です。那覇市では21日、小児がんへの理解や支援を呼びかけるパネル展が開かれました。
小児がんは15歳以下の子どもに発生する白血病や脳腫瘍などの悪性腫瘍で、闘病の辛さや、家族の負担はあまり認知されていないのが現状です。
那覇市では21日、当事者の親などでつくる団体が主催したパネル展が開かれ、子どもたちも楽しめるチャリティーおみくじや、小児がんの説明パネルの展示、そして、闘病中の子どもたちが描いた色鮮やかな絵や工作などが並べられました。
▼来場者
「身近に小児がんを患った子がいたので、何か支援できるかなと思って来ました。みんな自分は病気なのに、表情が明るい絵が描けるのがすごいなと思いました」
「少しでも支援ができたらなと思いました」
▼顔晴れ会 當間健人さん
「息子が小児がんで白血病だったんですけど、その時に孤立してしまって。外の情報もないし、自分たちも治療でいっぱいいっぱいだったんですけど、子どもたちが作っているものを外に展示できると、地域や行政などに何かつながるのかなと。しっかりやっていきたいと思います」
このパネル展は9月28日にも、那覇市のコープあっぷるタウン2階で開催される予定です。