離島防衛を想定した陸上自衛隊とアメリカ海兵隊の共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」について、日米の司令官が17日石垣島で会見を開き、訓練の重要性を強調しました。
日米共同訓練「レゾリュート・ドラゴン」は今月11日から九州や沖縄などで実施されており、日米合わせておよそ1万9000人が参加するなど過去最大規模で展開されています。
17日、陸上自衛隊石垣駐屯地ではアメリカ軍の新型兵器、地対艦ミサイル「NMESIS」と防空システム「MADIS」が報道陣に公開されました。
これら新型兵器の前で会見を開いた日米の司令官は、それぞれ合同訓練の意義を強調しました。
▼西部方面総監 鳥海誠司 陸将
「(共同訓練は)島しょ防衛作戦における日米同盟の実効性および信頼性を向上させるうえで重要な意義を有しているものであります」
▼第3海兵遠征軍司令官 ロジャー・ターナー 中将
「レゾリュート・ドラゴンの目的は地域の安全保障を確保するため日米同盟の能力を強化することにある」
一方、駐屯地の周辺では訓練に反対する住民がプラカードなどを掲げ、抗議しました。訓練は今月25日まで実施されます。