2024年のパリオリンピックで新競技として追加される「ブレイキン(ブレイクダンス」。ブレイキンのワールドカップといわれる世界大会『バトル・オブ・ザ・イヤー』がアジアで初めて沖縄で開催されます。日本代表として世界大会に出場できるのは1チーム。このひと枠をかけた戦いが、大阪で開催されました。


ブレイキンとは、1970年代にニューヨークで生まれたストリートダンス。喧嘩の代わりにダンスで決着をつける、即興のダンスバトルです。

床を使って体をくるくると回転させたり、アクロバチックな動きを取り入れる競技。ブレイキンの世界大会が、アジアで初めて沖縄で開催されます。

アーバンスポーツ&カルチャーコミュニティ 田中大爾理事
「バトルオブザイヤーっていうのは非常に歴史のある大会で、これは日本に持ってくるべきだと。沖縄のB―BOY(ブレイクダンサー)も非常にレベルが高いですし、日本の観光業も盛り上げたい。また沖縄市さんも協力していただけるという話があり、これは沖縄で開催すべきじゃないかということにまとまりまして、色んな観点から沖縄開催が今回決定しました」

日本代表を決める大会に、沖縄から出場するのは2チーム。
『ONE PEACE(ワンピース)』はうるま市を拠点に16年前から活動している歴史あるチームです。メンバーの比嘉美空(ひが ちゅら)さん16歳と津波古梨心(つはこ りこ)さん15歳はなんと現役の高校生。2024年開催のパリオリンピックで正式種目となるブレイクダンス競技『ブレイキン』の強化指定選手です。


津波古梨心さん
「決まったものがなくて、1人1人の個性とか考え方が踊りに出て互いにやりあったりする。というのが、自分的には魅力だと思います。」
比嘉美空さん
「一番は、自由なところで、自分が好きなようにダンスで表現できるところが、ブレイクダンスの魅力だと思います」

オリンピック代表と優勝を目指し、技に磨きをかけます。

ONE PEACE代表 豊見里和史さん
「日本の競合チームが全て集まるイベントなんですね。とてもレベルの高いイベントで、私達がずっと目標にしていた舞台、憧れの舞台ということもあって今回参加することを決意しました」