単なる接触事故として扱われる可能性もあったこの事案。警察は当時否定していた「警棒を持った手で制止しようとしていた」ことを沖縄署での騒動から3日後に表しました。
その後、事件から3か月後の今年4月。警棒を鑑定した結果、高校生のDNAが検出されたことが明らかになり、警棒と高校生が接触したことが特定されました。
さらに半年が過ぎ11月に入って警察は「警棒を持って故意に接触した」と認定し、警察官は「特別公務員暴行陵虐傷害」の疑いで書類送検されることとなりました。

警察は今月2日に報道機関に説明会を開催し、当時警察官が「高校生に掴みかかった」ことも明らかにしました。「手をだしたり警棒の使用」を否定した当初の説明から、「警棒を持った手で制止」と状況説明が変わり、さらに「バイクを止めるために掴みかかる」と、警察の説明は二転三転しています。
この説明会の前日には、警察は高校生やその家族に謝罪を行ったものの、「接触時の状況や故意の内容について具体的な内容は答えられない」と言及を避けたにも関わらず、翌日の報道関係者への説明会では接触時の状況を説明しました。