旧暦の5月4日「ユッカヌヒー」にあわせて県内各地では、沖縄の伝統行事「ハーリー」が行われ航海の安全や豊漁を祈願しました。

このうち、漁業や海洋交通の要所として栄えたうるま市の与勝地域では、各地でハーリーが盛んに行われていて、中でも平安座島は毎年、盛大に大会が開かれています。大会では、御願バーリーで航海の安全と豊漁を祈願したあと、過去最多となる81チームが4つの部門に分かれてレースが行われました。

このうち、一般の部では3チームずつ、往復400メートルのコースでタイムを競います。



梅雨の中休みの好天のもと地域の人達からの声援を受けながら懸命に櫂を漕ぎゴールを目指していました。

30日、宮古島各地の漁港でもユッカヌヒーにあわせて、海神祭が行われました。このうち 、久松漁港では御願バーリーで海神祭が幕開けしました。



職域や中学生の学級対抗レースが行われ、ゴーヘイの掛け声を響かせながら
白熱した優勝争いで会場を沸かせていました。

▼参加した中学生
「伝統文化に触れていい経験ができる。将来にもいかせると思うので、いいことだと思った」

サバニ競漕のあとは漁港広場で、久松海神祭の名物、航海安全と豊漁を祈る獅子舞や御願角力も行われて、終日大勢の地域の人たちでにぎわっていました。