南城市議会は2日、職員へのセクハラ行為があったとして市の第三者委員会から辞職を提言された古謝景春市長に対する不信任決議案を審議し、採決の結果、否決されました。

南城市の古謝景春市長は職員に対するセクハラ行為があったとして先月、市が設置した第三者委員会から辞職を提言されましたが、セクハラ行為の大部分を否定し、辞職しない考えを示しています。

南城市議会6月定例会が2日開会し、徳田高男議員ら7人から、古謝市長に対する不信任決議案が提出されました。



▼徳田高男 議員
「これらの(セクハラ)行為は職員の尊厳を著しく傷つけるものであり、市政への信頼を根底から揺るがす重大な問題である。市政の混乱を招いた古謝市長に対し、速やかに職を辞することをここに強く求める」

無記名で実施された投票の結果、賛成9人、反対10人となり、可決に必要な出席議員の4分の3に届かず、古謝市長に対する不信任決議案は否決されました。

議会後、古謝市長は報道陣からの質疑には応じませんでしたが、来年2月の任期満了まで続投する意向を改めて示しています。